東洋医学の基本の考え方
「陰陽五行論」とは?
・宇宙の始まりを太極といい、天地陰陽にわかれ五行を生み、森羅万象は総てこの陰陽五行
論に含まれる。
・陰陽五行をバランスよく保っている=健康体とみる。
・陰陽五行のバランスが崩れる=病気の原因になるという考え。
・この単純な原理こそ、森羅万象の大原則で東洋医学の根本となる。
・人間は、その天地の間に介在する小天地(小宇宙)とみる
・陰陽は天と地、夜と昼、右と左、熱さと寒さ、頭と足、背と腹など互いに相対する関係と
みる。
東洋医学の病気の考え方
・内傷(ないしょう)なければ外邪(がいじゃ)入らず
・内傷:五臓・五腑の元気の不足・低下
・外邪:五邪…風・暑・飲食労倦・寒・湿(外因)
・七情:怒・喜・思・悲・憂・恐・驚(内因)=(精神ストレス)
「気血と経絡」
・人の身体には、生命エネルギーである気血が「経絡」という通路を循環して
健康に生きられるとする
「病気の発症」
・気血(生命エネルギー)の流れが停滞し、過不足の状態が身体に現われ
経絡バランスが崩れると痛みや不快な症状を現わす
・身体表面の経絡とつながる五臓六腑へ気血(生命エネルギー)が循環しているが、
その気血が届きにくくなると、五臓六腑の働きも乱れ様々な病気が発生する
鍼・灸・指圧はなぜ効くのか?
①「正気」を補う(不足した気を体内へ注入する)
②「邪気」を瀉す(余分な気を体外へ抜く)
③「滞り」を流す(正気の流れを良くする)
・身体の経絡、経穴上のこの①~③の状態(元気の量の過・不足・滞り)を手や指でとらえ
て、経絡、経穴上に「はり」・「きゅう」・「指圧」を用いて施術する(気血の変動を調
整する)
・気とは・・・頭で理解するものではなく体や皮膚で感じるもの。目には見えないが存在す
る。
例)ラジオの電波、テレビのアンテナと電波
・経絡や経穴とは・・・痛みや不快な症状などの現象が施術後に改善することを通して
体験できるものであり、人体の縦・横に存在する。
例)鉄道の駅、電車とレールと電線
・施術を通し①~③の気血の状態を調整する=自然治癒力(生命力)を強化する= 抵抗力・
免疫力を強化することができる(病気予防)
→「未病を治す」=
東洋医学の神髄
※未病とは:痛みや不快な症状を自覚する前段階の身体の状態なり
※「経絡」とは、気の循環する有り様を痛みや不快な症状などの現象として
意識・実感し、東洋医術によりその現象が緩和・解消して、その存在を
認識できるものです(経絡現象)
※「気」の本質は、頭や脳で理解するものではなく、経絡現象を人体の五感
を通じて認識し感じることができるものです
※関連情報は → 治療のご案内ページへ
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-はまなす鍼灸治療院-